「根管治療で歯を残す」VS「早めに抜いてインプラント」。歯の未来を決める選択を専門医が解説

      2026/01/20

「自分の歯を残す根管治療」と「確実なインプラント」の狭間で揺れる患者様へ

東京の根管治療専門外来、笠原デンタルオフィスで、「根管治療で歯を残す」VS「早めに抜いてインプラント」。歯の未来を決める選択を専門医が解説

東京都江戸川区小岩で根管治療専門外来を開設しております、笠原デンタルオフィスです。

根の先に膿が溜まる(根尖病巣)などの重篤な問題に直面したとき、歯科医師から「根管治療をやり直して歯を残す」か、あるいは「抜歯してインプラントにする」か、という二つの選択肢を提示されることがあります。
特に、過去に何度も根管治療を繰り返している患者様にとって、「また長い治療と再発のリスクを抱えて歯を残すよりも、いっそ抜いて確実なインプラントにした方が良いのではないか?」という迷いは非常に切実です。

この二択は、単純な治療法の比較ではなく、ご自身の歯の寿命、費用、治療期間、そして生活の質(QOL)に深く関わる、大切な選択です。
この記事では、この難しいテーマについて、両者のメリット・デメリットを公正かつ詳細に比較し、解説します。

「早めに抜いてインプラント」の現実的なメリットと歯を残すリスク。

「根管治療で歯を残す」ことの最大の価値とデメリット。

自由診療の精密治療だからこそ可能になる保存治療の可能性。

 

「早めに抜いてインプラント」の現実的なメリットと保存のリスク

難治性の歯を「早めに抜いてインプラントにする」という選択は、一見すると諦めのように見えますが、実は合理的なメリットも多く、特に「無理に歯を残すリスク」を回避できる点が強調されます。

 

インプラントのメリット:リスク回避と確実性

東京の根管治療専門外来、笠原デンタルオフィスで、「根管治療で歯を残す」VS「早めに抜いてインプラント」。歯の未来を決める選択を専門医が解説

インプラント(人工歯根)は、歯を失った場合の最も優れた治療法の一つとされており、特に難治性の根管治療と比較した場合に以下のメリットがあります。


確実な感染源の除去
歯を抜くことで、長年にわたり治癒しなかった根尖の慢性的な感染源や、細菌の温床となっている根管全体を物理的に一掃できます。
これにより、感染が周囲の骨や隣の歯に広がるリスクを根本的に断てます。

再治療のサイクルの断絶
天然歯を残す根管治療は、どれほど精密に行っても、将来的に再感染のリスクをゼロにできません。
インプラントは人工物であるため、根管の再治療という「負のサイクル」から解放され、治療のストレスから解放されます。

治療期間の確実な予測
インプラントは、手術と骨の結合(通常3〜6ヶ月)を経て、人工歯を装着します。
治療計画と期間が比較的予測しやすく、「いつになったら治るのか」という不安を抱えにくいという精神的なメリットがあります。

 

無理に歯を残すことの大きなリスク

難治性の歯を、設備や技術が不十分な環境で無理に、あるいは無期限に治療し続けることは、患者様に以下のような大きなリスクをもたらします。


周囲の骨の破壊(抜歯リスクの増大)
感染した歯を治療せずに放置したり、不完全な治療を繰り返したりすると、根の周囲の歯槽骨(歯を支える骨)が広範囲に溶け出してしまいます。
骨が失われると、将来インプラントをする際にも大規模な骨造成(骨を増やす手術)が必要になり、治療がより複雑で高額になります。

歯の構造的破綻
根管治療を繰り返すたびに、歯の内部は削られ、歯質が薄く脆くなります。
最終的に歯が割れてしまう(歯根破折)と、その時点で抜歯が避けられなくなり、治療に費やした時間と費用がすべて無駄になります。

全身への影響
根の先の慢性的な炎症(膿)は、血液を通じて全身に広がり、糖尿病や心臓病など全身疾患を悪化させるリスクを伴います。
感染がコントロールできない歯を残し続けることは、全身の健康にとってもデメリットとなります。


これらのリスクを熟知しているからこそ、経験豊富な歯科医師は「早期の抜歯とインプラント」という選択肢を提示するのです。

 

「天然歯を残す」ことの重要性:かけがえのない価値

インプラントには優れたメリットがありますが、ご自身の天然歯に勝るものはありません。
歯を残すことの最大の価値は、人工物では再現不可能な、「歯が持つ本来の機能」を維持することにあります。

 

天然歯が持つ、インプラントでは代替できない機能

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感覚機能と防御システム
天然歯は、歯の根の周囲にある歯根膜(しこんまく)という薄い膜によって、食べ物の硬さや噛む力を繊細に感知しています。
これにより、無意識のうちに噛む力をコントロールし、歯や顎関節を守っています。
インプラントには歯根膜がないため、この繊細な感覚は得られません。

骨量の自然な維持
天然歯は、噛む力が歯根膜を介して骨に伝わることで、骨を刺激し、常に骨の吸収を防いでいます。
インプラントは骨に結合しますが、歯根膜による自然な骨への刺激は失われるため、長期的には周囲の骨が少しずつ痩せていく可能性があります。

外科的なリスクの回避
インプラント手術は、骨を削る外科手術であり、神経損傷や感染症など、一定の合併症のリスクを伴います。
歯を残す治療は、外科的なリスクを回避できます。

 

歯を残すことのデメリット

再治療のリスク
どれだけ精密な治療を行っても、難治性の根管治療後の歯には、インプラントに比べると再感染のリスクが残ります。

治療の長期化と費用
難症例の精密な根管治療は、時間と高度な技術を要するため、治療期間が長くなる傾向があり、費用も高額になります。

 

正確な判断を行うための「精密診断」の重要性

「残す」か「抜く」かの判断を誤らないために最も重要なのは、その歯が「無理に残すべきではない限界を超えているか否か」を正確に見極めることです。

 

専門医による精密診断が選択を変える

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通常の歯科医院でのレントゲン診断だけで「抜歯」と宣告されたとしても、当院のような専門外来での精密診断によって、判断が覆るケースは少なくありません。


歯科用CBCT(3次元レントゲン)
平面では見えない根管の複雑な走行、破折の有無、根管外感染の広がりなどを立体的に分析し、「本当に抜歯が必要な病態なのか」を客観的に判断します。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
高倍率の拡大視野で、根管の内部やひび割れの状況を直接観察し、細菌の除去が可能か、MTAセメントで修復できる亀裂なのかを見極めます。


当院では、この精密診断を通じて、抜歯のリスクと保存の可能性を明確な数値と画像で提示し、患者様と医師が情報を共有した上で、最終的な決断をサポートします。

 

自由診療だからこそ可能になる「最後の保存治療」の価値

当院が精密根管治療を専門外来として自由診療で行うのは、「天然歯を最大限に守り抜く」ために、保険診療の制約を外す必要があるからです。

 

自由診療の精密治療が実現する保存の可能性

東京の根管治療専門外来、笠原デンタルオフィスで、「根管治療で歯を残す」VS「早めに抜いてインプラント」。歯の未来を決める選択を専門医が解説

「抜歯してインプラント」が確実な解決策であるなら、なぜ私たちは、リスクを負ってでも精密な根管治療を行うのでしょうか。
それは、以下のような歯を残すための絶対条件を満たすためです。


ラバーダム防湿の徹底
細菌の再侵入を完全に防ぐための絶対的な防御壁です。
これがない根管治療は、感染と再発のリスクが高まります。
自由診療では、すべての治療でラバーダムを徹底します。

マイクロスコープを用いた感染源の徹底除去
肉眼では不可能な、根管内の微細な細菌の取り残し、折れた器具の除去、亀裂の精密な封鎖を可能にします。
根管内の細菌を完全にコントロールすることこそ、保存治療成功の鍵です。

MTAセメントなどの特殊な材料の使用
保険適用外のMTAセメントは、生体親和性が高く、穴が開いた部分や根の先端を完璧に密閉し、歯の自己修復を促す効果が期待できます。
これが、抜歯と診断された歯を救うための強力な武器となります。

十分な治療時間の確保
難症例の根管治療は、短時間で終わらせることができません。
自由診療では、一つ一つの工程に時間をかけ、成功率を最優先した治療を行うことができます。


当院の精密根管治療は、「単なる延命治療」ではなく、「感染源を完全に断ち、天然歯を機能させる状態にまで回復させる」ことを目的としています。

 

後悔のない選択のために、専門家の診断を

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「根管治療で歯を残す」か「早めに抜いてインプラント」か。
この選択は、どちらにもメリットとデメリットがあり、決して簡単なものではありません。
重要なのは、「あなたの歯が、精密な治療によって本当に残せる状態なのかどうか」を、保険診療の制約を超えた、専門的な設備と技術で正確に診断することです。

東京都江戸川区小岩にある笠原デンタルオフィスは、日本顕微鏡歯科学会認定指導医として、あなたの歯に残された最後の可能性を徹底的に追求します。
抜歯を決断する前に、インプラントに勝る天然歯の価値を最大限に引き出すための当院の精密診断を、ぜひ一度ご活用ください。
私たち専門医が、患者様にとって最も後悔のない選択をサポートいたします。

 



笠原デンタルオフィス・精密根管治療専門サイト:https://endodontics-tokyo.com/

〒133-0056 東京都江戸川区南小岩7-30-12 東名観光ビル 2F
電話:03-6458-0640

電車でお越しの方:
JR総武線小岩駅 徒歩3分

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近隣の有料駐車場をご利用ください。(駐輪場あり)

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